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■電脳絵巻シリーズ
■料金:\1800 (ネット販売記念)
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●1985年より発売され、米[MacWorld]誌など、内外で高い評価を得た「幻妖的にして高度に実用的」(紀田順一朗)な東洋図像集。
●内容:
天の巻:マンダラ、水墨画、絵巻物、絵文字など東洋イメージの起源に迫る。
地の巻:浮世絵を中心に日本のパターン、シンボルなど身近で親しみやすい図像集。
器の巻:日本伝統の地紋、文様をベースにボーダーライン、パターン、フォーマット化。
●ファイル形式:TIFF
●画像:モノクロ2階調ビットマップ。
●画像数:500アイテム以上(76ファイル)。


 阿部摂子さんの『Mackintosh』という本には「感覚派のためのパソコン、マッキントッシュ」というサブタイトルがついています。日本のクラシック絵画も、感覚的に自由に使われることで、新しいパソコン日本画に生まれ変わります。それは単に日本の絵を素材としてデザインに使うというのではなく、「日本を思い出す」という気分の作用でもあって、Macを使う北斎やMacを使う縄文人にマウスを動かしながらなってしまったりすることです。
 小泉八雲はヨーロッパ人でありながら、日本を思い出すということに生涯を捧げて、ついに日本人になってしまった人です。電脳絵巻の内容とはあまり関係がないようですが、多分いま八雲が生きていたら、この電脳絵巻をとても喜んで使ってくれたと思います。
天の巻
地の巻
器の巻
 日本は古代から「絵」と「コトバ」、「美術」と「文学」とが不思議で絶妙な対応関係を示しながら、新しい表現のスタイルを発明・開発している国です。絵のことを語るのであれば言語についても語り、言語について語るのであれば絵についても語らなければ、この国のアートを語るには十分ではありません。これからMacを使って何かをしようとしている人にはその辺のニュアンスはわかると思うのです。Macははじめから絵とコトバとが共存している道具です。日本の美術史の中ではそのようなMac的な表現が度々とられてきました。「ひらかな」も「庭」も「キモノ」もそれが出現したときにはMacと同じように感覚派のためのものでした。

 そのような日本のアートを、過去のものとして置き去って、退屈な美術全集や芸術論の中に閉じ込めておくのはもったいないことです。Macはアメリカ産まれですが、日本語と日本のヴィジュアル・ソースがぴったり合っているということを、電脳絵巻の日本の絵は教えてくれます。
(1985年 電脳絵巻「教則本」:小坂真夕)
  Enzan-Hoshigumi Presents
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